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麹だけでつくったあまさけの評価はいかに?

甘めで華やかな香りを醸し、すっと消えるような味わいを作る大吟醸 八海山を醸造する八海醸造株式会社が手掛ける甘酒はいかに?

麹だけでつくったあまさけの裏

原材料名を見ての通り、米麹だけで製造されている。一般的に販売されている、あまざけは米麹だけで作られていないものが多くいわゆる「あまさけもどき 」である。筆者は子供の頃から米麹だけで作られた室本こうじ(香川県観音寺の製造所)の甘酒をよく飲んでおり、「あまさけもどき」を飲んだ時のがっかりと言ったら言葉に表せないほどである。セブンイレブンで販売されている森永の甘酒はひどい飲み物であった。あれを甘酒と呼んではいけないのではないだろうか。一言でいえば水あめ飲料としたほうが良い。また、酒粕などを水でのばした「あまさけもどき」もひどいものである。この八海醸造が手掛ける「あまさけ」はまさしく米麹だけで作られた本物中の本物といえるだろう。

麹だけでつくったあまさけを飲んだ感想

麹だけでつくったあまさけを飲む

甘酒には大きくわけて二つのパターン 「米粒あり」「米粒なし(原型がない)」 に分けられる。この八海醸造が手掛ける「麹だけでつくったあまさけ」は後者のパターンに分類される。この「米粒なし」のパターンは主に、粘性が「米粒あり」に比べて高いのだが、最後まで「米粒」を残さずに飲めるのでコップにへばりついた米粒をとるという行為がなくなり非常に飲みやすいのが特徴である。
「麹だけでつくったあまざけ」を一口飲んだ感想は、砂糖を一切使ってないにもかかわらず、甘みが際立ち米麹独特の柔らかな風味がある。しつこくない甘さで口の中に広がりすっと甘さが消えていく。水と比べてとろみがあり、かすかではあるが米粒のを舌で感じることができる。様々な甘酒を試した中では群を抜いて美味しい部類に入ると思う。 ほかの甘酒とは違い濃度が濃いので薄めて飲むのもありだろが、やはり甘酒本来の味を楽しむためにはそのまま飲むことをお勧めする。 添加物などが一切入っていないため、子供にはお勧めできる逸品であり、風邪など体調がすぐれなく胃の調子が悪い時などはこれを飲むことで糖分と水分を補給でき栄養も少しながら取れるので重宝するのではないだろうか。

麹だけでつくったあまさけの総合評価

[総合評価]

8.2

[コストパフォーマンス]

1本の価格が800円とかなり高額であり、一般的な家庭ならポンポンと変えるものでもないので、「評価5」

[味]

甘酒では考えられない、精米歩合が60%と日本酒同様に米を削ることで角が立たないようにまろやかに仕上げられている。米だけでここまでの甘みを引き出せる技法や風味は一級品で是非とも味わっていただきたいので「評価8」

[ 贈答用 ]

主婦・主夫にとっては気になる一品であり、少し高いので躊躇する値段である。
しかし、贈答としてもらうならばうれしい一品。夏は冷やして飲み、冬は温めて生姜をいれて飲むと美味しく頂けるのでオールシーズンで重宝するので「評価8」

[大人向け]

すこし甘すぎるように感じるだろうが、砂糖とは違い優しい甘みなので大人でも美味しく頂ける。薄めて飲むなり、お酒と割るなどいろいろとバリエーション豊かに飲めるので「評価10」

[子供向け]

甘いものが好きな子供やそうでない子供でもほぼ100%気に入る一品である。
難点なのは、子供が欲しがる頻度に合わせて買えない点ではあるが、「米麹」だけで作られており、余計な添加物や無駄なものが入っていない点で子供に安心して飲ませられるので「評価10」

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