香川県の知られざる銘菓 白栄堂の観音寺饅頭は絶品すぎてリピート必死
寛永通宝の銭形砂絵で有名な香川県観音寺市にある白栄堂。 白栄堂は明治35年創業で、ホームページはなく、なぜかインスタはある。
観音寺饅頭を購入できる場所は、観音寺駅内にあるおみやげ店、白栄堂の店舗でしか買うことができない。美味しいのに、手に入れるには観音寺に行かないと手に入れることができない幻といってもいいほどの銘菓である。
原材料には、白あん・砂糖・卵・小麦粉・マーガリン・バター・乳・香料となっている。
箱なし 5個入り 515円
箱なし10個入り 1,030円
箱あり10個入り 1,140円
箱あり15個入り 1,680円
と1個あたり、約100円ちょっとと、とてもリーズナブルである。
白栄堂は観音寺駅から少し離れた場所にあるが、10分程度でつくことができる。歩くのが面倒であれば、駅前のロータリーにタクシーが止まっているので、白栄堂といえばすぐに案内してくれるだろう。
[白栄堂 観音寺饅頭の感想]
紙包みを開けると、露になるのが、寛永通宝の砂絵を模した焼き印を目にすることができる。そして漂ってくるバターと甘い香りがまた何とも言えない。観音寺饅頭は洋菓子と勘違いさせるような匂いなのだが、れっきとした、和生菓子なのである。
口当たりは非常にやさしく、外側の皮はしっとりとしており、とても薄い。皮にはほのかな甘みを感じ、中の白餡がクリーミーで甘すぎず、上品な甘さがある。この皮と餡の一体感が絶妙で、柔らかさ、触感もどれをとっても文句の言いようがないくらい美味しい。
20年以上前だっただろうか、その頃は中の白餡は今ほどしっとりとはしていなかった。ボロっとしていた時期があったのだが、あの懐かしの観音寺饅頭から時代を経て、さらにおいしく進化している。
香川県観音寺の観光のメインコンテンツは寛永通宝の砂絵ぐらいなのだが、立ち寄った際には、白栄堂にも足を運んでほしい。店内で食事もできるので観音寺饅頭を食してこの美味しさを是非とも堪能してほしいと思う。
筆者はこの町の出身で、たまに食べたくなるのだが残念ながら、いまだかつて東京などのイベントで見たためしがない。
観音寺でしか販売しないという白栄堂さんの強い意志を感じるものがある。
筆者としては、30年以上この味に慣れ親しんでいるので、できれば遠く離れた場所にも食べれるようにしてほしいと願うばかりである。
白栄堂 観音寺饅頭の総合評価
[総合評価]
8.4
[コストパフォーマンス]
1個103円で信じられないコストパフォーマンスである。観音寺でしか販売していないにもかかわらず、この値段、そしてこの味のクオリティは赤字なのではないかと心配してしまうぐらい。
入手難易度が高く、どうしても観音寺市に行かないと購入できないのが難点である。
[評価8]
[味]
何度食べても、飽きない味で、口当たりの良さ、白餡の程よい甘さ、そしてクリーミーさ、皮と白餡の一体感、バターの香りそのすべてのバランスが良く信じられないぐらいの調和がとれている。
四国に来たならば、これを食べなければ損したといっても過言ではない。それほどの美味しさである。
[評価9]
[贈答用]
香川県観音寺市に行かないと手に入らない幻に近い観音寺饅頭はレアリティが大変高く、ほかの人と被ることもない。そしてコストパフォーマンスが抜群な上、美味しいときたから贈答用としては文句なしである。
ただし、賞味期限が短いのが難点である。
[評価8]
[大人向け]
程よい甘さではあるが、緑茶がないと甘めである。あくまでも生和菓子として食すことを提案する。甘い人が苦手な人は少し遠慮したほうが良いかもしれない。
[評価8]
[子供向け]
目を離した隙に、勝手に食べきってしまう恐れがあるくらい、子供は大好きであろう。
[評価9]